WebARを始めたいが、8th WallやZapparは月額費用が高くてハードルが高い——そんな方に注目されているのがVossleとHoverlayです。どちらもノーコードでWebARを制作でき、低コストから始められますが、機能・料金・ユースケースには明確な違いがあります。本記事ではこの2ツールを徹底比較し、最適な選び方を解説します。

Vossle・Hoverlayの特徴比較表

項目VossleHoverlay
料金(無料枠)無料プランあり(月50スキャンまで)無料プランあり(コンテンツ3件まで)
料金(有料最安)$19/月(約2,900円)$15/月(約2,300円)
対応ARタイプ画像認識AR・マーカーAR・WebAR画像認識AR・位置情報AR・WebAR
ノーコード制作◎(直感的なエディタ)◎(ドラッグ&ドロップ)
3Dモデル対応◎(GLB・GLTF)○(GLB対応、一部制限あり)
動画オーバーレイ
位置情報AR×◎(強み)
分析機能○(スキャン数・デバイス)○(スキャン数・位置情報ヒートマップ)
日本語対応△(英語メイン)△(英語メイン)
iOS/Android対応

Vossleの特徴と強み

Vossleとは

Vossleはインドのスタートアップが開発したWebARプラットフォームで、特に小売・EC・マーケティング向けに設計されています。画像認識ARと3Dモデル表示に強みがあり、商品パッケージ・ポスター・名刺にARを追加するユースケースに最適です。管理画面は英語ですが操作は直感的で、3DモデルのアップロードからQRコード発行まで30分以内に完了します。

Vossle チュートリアル概要

  • vossle.comにアクセスしてアカウント作成(無料)
  • 「Create Campaign」でキャンペーン名・ARタイプ(Image Tracking等)を選択
  • トリガー画像(ARを起動する画像)をアップロード
  • 3DモデルGLBまたは動画をアップロードしてサイズ・位置を調整
  • 「Publish」でQRコードと共有URLを発行

Hoverlayの特徴と強み

Hoverlayとは

Hoverlayはカナダのスタートアップが開発したWebARプラットフォームで、位置情報AR(Geo AR)に特に強みを持ちます。観光スポット・街歩き・野外イベントなどの位置情報を使ったAR体験の制作に特化しており、教育機関・観光業・自治体での採用実績があります。「Space」と呼ばれるAR空間を地図上に配置し、訪問者が現地でスマホを向けると3D・動画・テキストが表示される仕組みです。

Hoverlay チュートリアル概要

  • hoverlay.comでアカウント作成、ダッシュボードへログイン
  • 「Create Space」で新しいAR空間を作成、地図上に位置を設定
  • 3Dモデル・動画・画像・テキストをドラッグ&ドロップで追加
  • 「Preview」でスマホ実機プレビュー確認
  • QRコード・URLを発行して共有

向いているユースケース別比較

ユースケース推奨ツール理由
小売・EC商品ARVossle画像認識ARと3D表示に強い。商品パッケージARに最適
個人クリエイター・NFTアーティストVossle低コストで高品質なARをポートフォリオに追加できる
観光・野外イベントHoverlay位置情報ARが強み。観光スポットでのAR体験制作に最適
教育機関(校内AR)Hoverlay校内地図と連携した学習AR、キャンパスツアーARに向いている
名刺・パンフレットARVossle画像認識ARで紙媒体にARを追加しやすい

上位ツール(Zappar・8th Wall)との使い分け

  • 月間スキャン数が1万を超える:Zappar(月額約1.5万円〜)やVossle上位プランへ移行
  • 高度なインタラクション・カスタムUI:8th Wall(月額約5万円〜)またはSnap Camera Kitへ移行
  • 詳細な分析・CRM連携が必要:Zappar Zapworksへ移行
  • WebARのAPIカスタマイズが必要:AR.js・MindAR.jsなどのオープンソースを使った独自開発

まずVossle・Hoverlayで概念実証(PoC)を行い、効果が確認できたら上位ツールや専門制作会社への移行を検討する段階的アプローチが最もコスト効率の良い進め方です。

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