「WebARを始めたいけど、どのプラットフォームを使えばいいか分からない」と悩んでいませんか?特に日本語環境でAR・XRコンテンツを作りたい方にとって、国産プラットフォーム「STYLY」は有力な選択肢です。本記事では、STYLYの機能・料金・使い方から、8th WallやZapparとの比較まで徹底解説します。

STYLYとは?日本発XR・WebARプラットフォームの概要

STYLYは、東京発のスタートアップPsychic VR Lab株式会社が2017年に公開したXR(クロスリアリティ)プラットフォームです。WebAR・WebVRコンテンツをノーコードまたは軽量スクリプトで作成し、URLひとつで配信できる点が特徴です。2023年時点で世界190か国以上のクリエイターが登録しており、特にアート・ファッション・教育領域での活用実績が豊富です。

最大の強みは日本語サポートの充実です。UIが日本語対応しており、公式ドキュメントやチュートリアル動画も日本語で提供されています。海外製ツールと比べて、国内企業がサポートを受けやすい環境が整っています。

STYLYの主な機能

  • ノーコードAR制作: ドラッグ&ドロップで3DオブジェクトやアニメーションをAR空間に配置
  • WebAR配信: 専用アプリ不要、URLまたはQRコードでAR体験を共有
  • Unity・Blenderアセット対応: glTF/GLB、FBX、OBJ形式の3Dモデルをアップロード可能
  • ギャラリー機能: 作成したARシーンをSTYLYギャラリーで公開・発見される仕組み
  • マーカーAR・マーカーレスAR: 画像認識型と位置情報型の両対応
  • 音声・動画埋め込み: BGMや解説動画をARシーンに組み込める

STYLYの料金プラン

プラン月額主な制限おすすめ用途
Free無料ストレージ1GB・公開シーン数制限あり個人学習・試作
Pro約$19.99/月ストレージ10GB・商用利用可フリーランス・中小企業
Business要問い合わせストレージ無制限・専任サポート大企業・ブランドキャンペーン

無料プランでも基本的なWebAR制作と公開が可能なため、まずは無料で試してみることを推奨します。商用プロジェクトにはProプラン以上が必要です。

STYLYでWebARを作る手順

ステップ1:アカウント作成とエディタ起動

STYLY公式サイト(styly.cc)からGoogleアカウントまたはメールで無料登録します。ログイン後、「Create Scene」ボタンをクリックするとブラウザ上のWebエディタが起動します。UnityやBlenderのインストールは不要で、ブラウザだけで作業を開始できます。

ステップ2:3Dアセットの配置

エディタ左パネルから「Assets」を開き、アップロード済みの3DモデルまたはSTYLY提供のサンプルアセットをシーンにドラッグします。位置・回転・スケールはGizmoで直感的に調整できます。アニメーション付きGLBファイルであれば、配置するだけで自動再生されます。

ステップ3:AR設定とQRコード発行

シーン設定から「WebAR」モードを選択し、「Publish」をクリックするとURLとQRコードが発行されます。スマートフォンのブラウザ(iOS Safari・Android Chrome)でQRコードを読み込むだけでAR体験が起動します。URLをSNSやメールで共有するだけで、世界中どこからでもアクセス可能です。

STYLYには独自のギャラリーコミュニティがあり、公開設定にしたARシーンが世界中のユーザーに発見される仕組みがあります。アーティストやブランドにとっては、ARポートフォリオとして機能します。実際に、2023年には東京コレクションに参加した複数のファッションブランドがSTYLYギャラリーでルックブックARを展開し、Instagram経由で10万回以上の体験数を記録した事例もあります。

STYLY vs 8th Wall vs Zappar|WebARプラットフォーム比較

項目STYLY8th WallZappar
日本語対応◎ フル対応△ 英語のみ△ 英語のみ
ノーコード制作△(コーディング必要)
技術的柔軟性◎(Three.js/A-Frame統合)
月額費用(目安)無料〜$20$99〜無料〜£58
マーカーレスAR◎(SLAM技術)
おすすめ対象日本国内・アート系ハイエンド開発者マーケティング施策

STYLYが向いているケース

アート・クリエイティブ分野では、STYLYが最も強みを発揮します。ギャラリーコミュニティとの相性が良く、XRアート展示やデジタルファッションショーでの採用実績が豊富です。

教育・博物館では、操作が簡単なノーコードエディタを活かして、教員や学芸員が自力でARコンテンツを更新できる運用モデルが実現します。

ファッション・ECでは、アパレルブランドがルックブックをインタラクティブなAR体験として提供するユースケースが増えています。

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