WebARコンテンツを作成するためのプラットフォームは、ノーコードから開発者向けまで多数存在します。料金・対応機能・日本語サポートはツールによって大きく異なるため、用途に合ったツールを選ぶことが重要です。本記事では2026年時点での主要WebARツール10選を、料金・機能・難易度の観点から徹底比較します。
WebARツール10選 比較表
| ツール名 | 料金(月額目安) | 対応AR種類 | 日本語対応 | 無料プラン | 難易度 |
|---|---|---|---|---|---|
| Zappar / ZapWorks | $58〜 | マーカー/顔/ワールド | △ | △(試用のみ) | 中〜高 |
| 8th Wall | $99〜 | ワールド/顔/画像 | × | × | 高 |
| STYLY | 無料〜$20 | ワールド/マーカー | ◎ | ◎ | 低〜中 |
| Blippar | 要問合せ | 画像/顔/ワールド | × | △ | 中 |
| Vossle | $19〜 | 画像/顔/ワールド | × | ◎ | 低 |
| Hoverlay | $29〜 | ワールド/位置情報 | × | △ | 低〜中 |
| Artivive | $19〜 | 画像(アート特化) | × | ◎ | 低 |
| UniteAR | $15〜 | 画像/顔/ワールド | × | ◎ | 低 |
| Wearit | 要問合せ | 試着特化(顔/体) | × | × | 中 |
| Spark AR(Meta) | 無料 | 顔フィルター特化 | △ | ◎ | 中 |
各ツールの詳細解説
1. Zappar / ZapWorks
英国発のWebARプラットフォームで、マーカーAR・顔AR・ワールドARに対応した多機能ツールです。ZapWorks Studioという専用エディタを使うことでインタラクティブなARを作成できますが、学習コストはやや高めです。大規模なブランドキャンペーン向けに採用実績が多く、グローバル企業での導入事例が豊富です。月額$58〜の有料プランが中心です。
2. 8th Wall
Niantic(ポケモンGOの開発元)傘下のWebARプラットフォームで、業界最高水準のワールドAR技術を持ちます。平面検出・垂直面検出・オクルージョン(3Dオブジェクトが現実の物体に隠れる表現)など高度な機能を搭載しています。月額$99〜でエンタープライズ向けが中心です。開発者向けであり、JavaScriptの知識が必要です。
3. STYLY
日本発のXRプラットフォームで、日本語でのサポートが充実しているため国内企業への導入実績が多数あります。UnityやBlenderで作成したコンテンツをインポートでき、無料プランでも十分な機能を利用できます。教育機関・アート・エンターテインメント分野での活用が中心です。
4. Vossle
ノーコードでWebARを作成できる入門向けプラットフォームです。3DモデルのGLBファイルをアップロードするだけで、マーカーAR・ワールドAR・顔ARを作成できます。無料プランでも月50セッションまで利用可能で、ECサイトの商品試着や小規模キャンペーンに最適です。月額$19〜の低コストが魅力です。
5. Artivive
アート・展示向けに特化したWebARプラットフォームで、絵画や写真の上にAR映像を重ねる「アートAR」の作成に特化しています。美術館・ギャラリー・アーティストに人気で、作品の上に動画やアニメーションを重ねるだけで直感的に使えます。月額$19〜で無料プランも提供しています。
6. UniteAR
コストパフォーマンスに優れたノーコードWebARプラットフォームです。画像トラッキング・顔AR・ワールドARをドラッグ&ドロップで作成でき、月額$15〜と業界最安水準の価格が特徴です。無料プランも充実しており、初めてWebARを試す個人・中小企業に向いています。
用途別おすすめツール
ECサイト・商品試着AR
商品を部屋に置いて確認する「ワールドAR」や、アクセサリー・メイクを試着する「顔AR」が必要な場合は、VossleかUniteARがコスパ最良です。高品質が必要なら8th Wallを選択してください。
キャンペーン・プロモーション
SNS拡散を狙ったキャンペーンには、安定したプラットフォームが重要です。ZapWorksや8th Wallは大規模アクセスへの対応実績が豊富で、ブランドキャンペーンに向いています。予算が限られる場合はSTYLY(日本語対応)が安心です。
教育・研修コンテンツ
教育分野ではSTYLYが国内での導入実績が多く、日本語サポートも受けられます。Hoverlayは位置情報ARに対応しており、屋外フィールドワークやスタンプラリーにも活用できます。
アート・展示
美術館・ギャラリーの展示物にAR体験を付加するならArtiviveが最適です。シンプルな操作で画像トラッキングARを作成でき、作品の世界観を壊さないUIが特徴です。
よくある質問
はい、STYLY・Vossle・UniteAR・Artiviveは無料プランを提供しています。ただし、無料プランはセッション数やコンテンツ数に制限があります。商用利用や大規模利用の場合は有料プランへの移行が必要です。
Vossle・UniteAR・Artivive・STYLYはノーコードで作成可能です。3DモデルのGLBファイルをアップロードするだけで、基本的なWebARコンテンツを作成できます。複雑なインタラクションや独自演出が必要な場合はZapWorksや8th Wallでの開発が必要になります。
STYLYは日本発のプラットフォームであり、管理画面・サポートともに日本語対応しています。その他のツールは英語が中心ですが、ZapparはUI上の一部が日本語化されています。日本語サポートが必要な場合はSTYLYか、日本語対応の代理店経由でのZappar利用を推奨します。